個人的な好みで1970年代のニューミュージックを10曲紹介します。全曲amazon musicで聴けます。
【落陽】
1973年に吉田拓郎が発表した「よしだたくろう LIVE ’73」に収められた曲です。
ジャンル的にはフォークとなるのでしょうが曲は明らかにフォークじゃない。ライブでも盛り上がる曲で拓郎がマイクに向かって「落陽」と言っただけで会場の野郎どもが「うぉー!」って感じでした。
【ジョニィへの伝言】
この曲も1973年の曲で「ペドロ&カプリシャス」というグループが歌っていました。この曲の後に「五番街のマリー」という曲を発表しますがどちらも同じような曲調で、いかにも70年代という感じです。いろんな人がカバーしているので今でも耳にすることがある曲です。
ボーカルの高橋真梨子(当時は高橋まり)は1978年からソロとして活動しています。歌うまいです。
【ワインの匂い】
1975年オフ・コースの曲です。曲調はアコースティックで、メロディーと小田和正の声が非常にマッチした曲だと思います。
オフ・コースのデビューは早く1970年でしたが売れるまでには時間がかかり、この「ワインの匂い」と同名のアルバムがきっかけだったと思います。「眠れぬ夜」が収められたのもこのアルバムでした。
【どうぞこのまま】
1976年丸山圭子の曲です。ボサノバ調で耳に残る曲ですね。荒井由実の「あの日に帰りたい」と似ているところがありますが大人になった今でも心地よく聞ける曲だと思います。
【翳りゆく部屋】
1976年荒井由実としては最後のシングル曲です。ミディアムスローな曲ですがこの曲のユーミンの力強さのある歌声が好きですね。この曲が納められたアルバムには「卒業写真」も入っています。
ニューミュージックといえばユーミンを思い浮かべる人も多いと思います。松任谷由実になってからの活躍は紹介するまでもないですね。
【中央フリーウェイ】
1977年ハイ・ファイ・セットが歌った曲です。はい、そうです。ユーミンの曲です。
ハイ・ファイ・セットは3人のコーラスグループで大人な感じです。「卒業写真」も歌っています。後からユーミンの曲だと知った人も多いのでは?
【てぃーんずぶるーす】
1977年原田真二のデビュー曲です。ルックスはアイドルそのままって感じで実際アイドル的な売れ方でしたね。ただ曲は今聞いても違和感なく聞けます。大人に聞いてほしい曲です。
当時ニューミュージック系の人たちはテレビに出ないのが当たり前でしたが70年代後半になるとテレビでアピールする人が多くなっていきます。Charと世良公則の3人でロック御三家とか言ってる番組もありました。
【銃爪】
1978年世良公則&ツイストの曲です。原田真二と同じ1977年「あんたのバラード」でデビューしていますが「銃爪」のイントロがムチャクチャかっこ良く歌いだしもいきなりな感じがして最高です。当時高校生でしたが友達のバンドがコピーしてましたね。
この頃がニューミュージックからJ-ロック、J-ポップへと別れていく時期かと思います。
【闘牛士】
1978年 Charの曲です。Charは1976年デビューですが4曲目の「闘牛士」ですね。イントロからCharのカッコいいギターが聞けます。
この人はデビュー当時から色んな歌番組に出演していて、演歌や歌謡曲の人たちに交じって同じステージで歌っていました。見ているほうは明らかにジャンルが違うなと感じてましたが。
【たそがれマイ・ラブ】
1978年 大橋純子が歌った曲です。大人な曲なので今聞ける歌だと思います。とても歌唱力のある人ですね。
ニューミュージックなのかと聞かれても返答に困るところですが、amazon musicのニューミュージックのカテゴリにはいっていたのでそうなのかなと。最近よく聞いてます。
【最後に】
70年代前半は演歌や昭和歌謡全盛で、そんな中から自分で曲を作り歌う人たちが出てきてニューミュージックというジャンルができました。10代の若者は当然のように新しいものに惹かれていきますよね。また、10代の頃に好きだったものは年を重ねてからも好きなままのようです。
1970年代が終わりバブルの1980年代に突入していきます。
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