浜田省吾 アルバム紹介 【1990年代】

音楽

1980年代には10枚のオリジナルアルバムをリリースした省吾さんですが、1990年代は6枚のリリース。ファンからすると少ない感じでした。(わがままな話ですが・・・)

この時期は精神的にまいっていたようで、曲作りにも影響があったようです。内向的な詩の内容もあって「引退するのかな?」と思ったこともありましたが杞憂に終わりました。

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16THアルバム「誰がために鐘は鳴る」1990/06/21

1989年昭和から平成へと年号が変わり平成2年となった1990年にリリースされた16枚目のアルバムが「誰がために鐘は鳴る」。タイトルはジョン・ダンの「死にのぞんでの祈り」の一節。アーネスト・ヘミングウェイの小説のタイトルでもあります。

曲作りに苦労した時期だったようですが、このアルバムが出来上がったことでソングライターとしての自信を深めたようです。内向的な詩は”路地裏の少年”から大人になった自分を反映しているのかもしれません。バブル絶頂の世間とは反対側にいたアルバムとも言えます。

収録曲

  • 01 MY OLD 50’S GUITAR
  • 02 BASEBALL KID’S ROCK
  • 03 少年の心
  • 04 青の時間
  • 05 サイドシートの影
  • 06 恋は賭け事
  • 07 夜は優し
  • 08 SAME OLD ROCK’N’ROLL
  • 09 太陽の下へ
  • 10 詩人の鐘
  • 11 夏の終り

17THアルバム 「EDGE OF THE KNIF」1991/09/01

「SAND CASTLE」「WASTED TEARS」に続くバラードアルバム「EDGE OF THE KNIF」は1991年リリース。ジーンズに白のTシャツの男女が描かれたジャケットのように、若い二人がテーマになったアルバムです。

省吾さんと共に年齢を重ねたひとも、聞けば若いころを思い出すかもしれませんね。

収録曲

  • 01 SWEET LITTLE DARLIN’
  • 02 想い出のファイヤー・ストーム
  • 03 恋に落ちたら
  • 04 EDGE OF THE KNIFE
  • 05 19のままさ
  • 06 キャンパスの冬
  • 07 愛のかけひき
  • 08 途切れた愛の物語
  • 09 ラストショー
  • 10 遠くへ

18THアルバム「その永遠の一秒に~The moment of the moment~ 」1993/09/06

Jリーグが開幕した1993年にリリースされたアルバム「その永遠の一秒に~The moment of the moment~」。車のエンジン音から始まり、いわゆる”打ち込み”を使った派手目な音作りが特徴のアルバムです。

ギターの長田さんがこのアルバムから参加しています。「傷だらけの欲望」カッコいいですねぇ。それと「星の指輪」という大人のラブソングも素敵なアルバムです。

収録曲

  • 01 境界線上のアリア
  • 02 傷だらけの欲望
  • 03 最後のキス
  • 04 悲しみ深すぎて
  • 05 ベイ・ブリッジ・セレナーデ
  • 06 こんな気持のまま
  • 07 星の指輪
  • 08 裸の王達
  • 09 初秋

19THアルバム「ROAD OUT “TRACKS” 」1996/02/29

1996年にリリースされたアルバム「ROAD OUT “TRACKS”」は2nd DVD「ROAD OUT “MOVIE”」のサウンドトラック盤。と言っても曲の構成は少し違っていますね。

1曲目の「A PLACE IN THE SUN」はスティービー・ワンダーの曲ですが、省吾さんが初めて人前で唄った曲でもあるそうです。ステージ開演前にもよく流れていますね。ラストの「我が心のマリア」は1995年に起きた阪神・淡路大震災の復興のためのチャリティーソングでシングルリリースされた曲のカバーです。

収録曲

  • 01 A PLACE IN THE SUN
  • 02 夏の終り
  • 03 今夜こそ
  • 04 ベイ・ブリッジ・セレナーデ
  • 05 悲しみは雪のように
  • 06 ラストショー
  • 07 少年の心
  • 08 いつかもうすぐ
  • 09 IN THE STILL OF THE NIGHT ~ MAYBE
  • 10 MAINSTREET
  • 11 J.BOY
  • 12 最後のキス
  • 13 サイドシートの影
  • 14 我が心のマリア

20THアルバム「青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~」1996/11/11

CD100万枚売れてもトップテンに入れなかった1996年にリリースされた20枚目のアルバム「青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~」のテーマはラブソング。精神的に落ち込んでいた時期を乗り越えて出来上がったアルバムで、本人も納得の出来。ボーカルにも明るさが戻ったような感じがします。

1曲目は1963年ザ・ロネッツがリリースした曲のカバーでCOMPLEXの曲ではありません、念のため。

個人的なお気に入りはラストの「青空のゆくえ」、これが大人のラブソング。

収録曲

  • 01 BE MY BABY
  • 02 さよならゲーム
  • 03 二人の絆
  • 04 彼女はブルー
  • 05 紫陽花のうた
  • 06 君去りし夏
  • 07 恋は魔法さ
  • 08 君がいるところが My sweet home
  • 09 あれから二人
  • 10 Because I love you
  • 11 青空のゆくえ

21THアルバム 「初夏の頃~IN EARLY SUMMER~」 1997/01/22

マンガ「ONE PIECE」が連載開始された1997年にリリースされた21枚目のアルバム「初夏の頃~IN EARLY SUMMER~」。愛奴のファーストアルバムから「君が人生の時…」までの曲から、ポップソングを選んでセルフカバーしたアルバムです。

20代に作った曲を40代になって新規レコーディングした感じですね。若いころの力みが無くて、よりポップになった感じがします。

収録曲

  • 01 初夏の頃
  • 02 街角の天使
  • 03 雨の日のささやき
  • 04 あの頃の僕
  • 05 グッド・ナイト・エンジェル
  • 06 恋に気づいて
  • 07 4年目の秋
  • 08 朝からごきげん
  • 09 さよならにくちづけ
  • 10 ミス・ロンリー・ハート
  • 11 行かないで
  • 12 夢にいざなえ

深く沈んでいた時期を乗り越えた90年代になりました。ここから映像の露出が増える2000年代へと向かっていきます。

・浜田省吾 アルバム紹介 【2000年代】はこちら

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