映画「稲村ジェーン」は映画サイズのミュージックビデオ

1990年に公開された映画「稲村ジェーン」

サザンオールスターズのデビュー43周年となる2021年6月25日にBlu-ray・DVDで発売予定です。

映画「稲村ジェーン」とは

興行収入では、1990年に公開された日本映画で3位、洋画を含む全体で8位の成績。

監督がサザンオールスターズの桑田佳祐さんということで大変話題になっていたのを覚えていますが、ストーリーより音楽面が評価された映画です。

音楽は最高なので、映画サイズのミュージックビデオといった感じですね。

当時はビデオテープの時代だったのでVHFの映像ソフトにはなりましたが、DVD化されてはいませんでした。

あれから30年経った2021年にBlu-ray・DVDとして発売となります。

映画「稲村ジェーン」の監督はサザンオールスターズの桑田佳祐さん。

主題歌は「真夏の果実」サザンオールスターズ

サザンオールスターズがデビューしたのが1978年6月25日で、デビュー43周年となる2021年6月25日にBlu-ray・DVDの発売となる予定です。

映画の舞台は1965年の鎌倉市稲村ケ崎

地元のサーファー「ヒロシ」を中心に、チンピラの「カッチャン」、バンドリーダーの「マサシ」、風俗嬢の「波子」のひと夏の物語です。

主人公の地元のサーファー「ヒロシ」役は加勢大周さん（既に芸能界を引退してます）

チンピラの「カッチャン」役は的場浩司さん

バンドリーダーの「マサシ」役は金山一彦さん

風俗嬢の「波子」役は清水美沙さん

草刈正雄さん、泉谷しげるさん、尾身としのりさんといった個性派が脇を固める感じです。

1990年に同名のサウンドトラックが発売され見事大ヒット。

今でもテレビ番組等で聞くことができる「希望の轍」、色褪せることのないラブソングの主題歌「真夏の果実」を含む全11曲が収録

カップルで「稲村ジェーン」を観ている、という設定なので曲の間にチョットふざけた会話が入っていますが曲は文句なしです。

ちなみに会話に出てくる「アンデルセン」は何なのかは地元の人なら知ってるはず。

1964年に開催された東京オリンピックの翌年で日本は高度成長期の真っただ中。

サーフィンの国内大会が開かれたのが1966年のようなので、サーフィン人口が増え始めたころ、と言えるかもしれません。

約350万人を動員し1990年公開の日本映画では1位「天と地と」、2位「タスマニア物語」に次ぐ3位。

ストーリーの評判は良くなかった割には多くの人が観ていますね。

携帯電話が普及する前だったので「見てみないと分からない」時代だったのかも。

気になるBlu-ray＆DVDの4通りの形式で発売予定のようです。詳しくは販売元を確認してください。

正直言って映画のことはスッカリ忘れていましたが、30年経ってからBlu-ray・DVDで発売されるというのはビックリですね。

50代以上の人たちには懐かしかく、若い人たちには新しい映画だと思います。

桑田佳祐さんの監督はこの1本だけなので非常に貴重な映画とも言えます。

映像に興味のある方は予約してみてはどうでしょうか。

「音楽だけでいいや」という方は是非サウンドトラックを聞いて映画を観た気分になってください。